「もう大丈夫」手相占いに救われた話

 

【投稿者コラム】

まだ20代前半の頃です。当時長く付き合っていて結婚の話まで出ていた彼氏がいました。彼のことはとても大好きだったのですが、自分よりも友人を優先する私が嫌いだったようで、仕事が休みのときには全て自分とのスケジュールでないといけないと思っていてストレスに感じていました。

そんな中で出たのが結婚の本格的な話です。「結婚したいからこのままこの土地に残る」と県外からきた彼はいってくれたのですが少し重たく感じていました。しかも彼のご両親は学歴主義の方で、大卒ではない私が嫌だったようでした。ご挨拶はしたものの、話をふってもらえることもなければ自分の両親の仕事の話だったり、なんだかステータスを気にしているような感じがして嫌でした。

そんなとき、友人に「本当にその人が運命なのかな?このまま結婚の話が進んでも、本当は違う人が運命の人でその人と結婚した方が幸せだったらどうする?」と言われました。もう長く付き合いすぎてそんな選択肢はなく、自分でも判断できなくなっていたので友人おすすめの手相占いのお店に行きました。

本当に道端でしているようなお店で「ここは大丈夫なの?」と思ってしまったのですがその友人は就職活動で占ってもらってその通りにいったそうで太鼓判を押してくれました。早速恋愛のこととだけ伝えてみたのですが、すぐに「いま結婚しても幸せにはなれないよ。あと3年後くらいに大きな出会いがあって電撃婚するよ」と言われました。
どうやら結婚線が2本あるそうなのですが1本の線はとても短いのだとか。それってもしかしていまの結婚の話のこと?と思いました。ですが逆に「仕事運が良いみたいだから仕事が楽しいでしょう?」と言われました。
確かに当時は仕事が波に乗っていていろんな仕事を任せられたりと楽しいことばかりでした。そのため、正直結婚をするタイミングではなかったのです。
「もう大丈夫。君の未来はここで決まらないよ。未来のほうが明るいよ。」と言われて初めて会った人なのにその言葉にほっとしたのを覚えています。

それからすぐに彼とは結婚の話で価値観が合わずに別れることになりました。「君のためにいろいろしたのに」と言われたのを聞いて「自己満足だよそんなの」と最後は思ってしまいました。
そのあとは仕事が更に楽しくなって、彼氏と別れたのに全く悲しくなかったです。それどころか結婚しなくて良かったなと思ったほどです。

そしてそれから2年くらい経ったくらいに年下の男の子に猛アプローチされました。最初は面倒に感じていたものの、つらいときには不器用ながらになにも言わずにいてくれるし、どこにでも連れ出してくれて一緒にいたら楽で、本気で喧嘩をできる相手になりました。自然と付き合うことになりそのあとすぐに結婚しました。確かに周りからすれば電撃婚だと思います。言われた通りのころだったので、占いってこんなに当たるものなのだなと驚かされてしまいました。