睡眠を利用して人生をやり直す方法があったので試してみました

睡眠で人生をやり直すってなに?

これが普通の感想だと思いますし、なんかスピリチュアルっぽい響きがありますがそういったものではありません。

個人個人が『日常生活で意識せずにしている行動の原因を知って、次に同じ様な状況に出会った時に最善の選択を可能にする』というのが今日のテーマで、それを『人生をやり直す』という言葉で表現しました。

そして、睡眠はあなたの『行動の要因』を知るために非常に重要な役割をはたしてくれるのですが、誰でも毎日欠かさず行っているので手軽に利用することができます。

今回は、このテーマを簡潔に3項目にまとめましたので是非ご一読下さい。念の為にお伝えしておきますが、特別なテキストや道具は必要ありませんのでお金はかかりません。

① 睡眠中に見る夢の仕組み
② 最善の選択ができるとなぜ人生をやり直せるのか
③ 具体的な実践方法について

 

① 睡眠中に見る夢の仕組み

寝ている間に見る夢は全て『あなたが経験したり考えたことがある』ものです。

直接もしくはテレビや写真などで見たことがない人は登場しませんし、同じ様にあなたの記憶にある場所以外へは行けません。食べ物でもなんでもそこに登場するのは全て知っているものだけです。

通りすがりの人から流れてくる香水などの匂いを嗅いだ時に『なんか懐かしい、嗅いだことがある』と感じて、その頃のことを思い出すという体験をしたことがあると思いますが、まさにこれが『普段は意識してないけど知っている』ということです。

何でこんな事が起こるのかと言うと、記憶には強弱があって時間が古いものや印象が薄い思い出は脳の奥の方の倉庫にしまってあって、日常では呼び起こされることがないからです。

ただ一つだけ現実と違う点は、それはあなたが夢の中でする『行動』です。もう少し噛み砕いていうと食べ物を選んだり、仕事や恋愛などの場面で常に行う『選択』に関しては夢の中にいるあなたが自由に行うことができています。

そして今回の最も重要なポイントはこの『選択』にあります。

② 最善の選択ができるとなぜ人生をやり直せるのか

一言で言えば、ここまでザックリと話してきた夢の仕組みを上手に利用し、あなたが無意識持っている後悔や願望を自覚することで、いつもなら見落としているチャンスを逃さないようにする事が可能となるのです。

人間も含めた動物は生物としての性質から『ほとんどの場合に同じ選択や行動』を繰り返します。

よく『あの人らしいね』などと言われることがありますが、まさに『らしさ』を繰り返して生きています。何故かと言うと無意識に行動をしているからです。

普段無意識にしている行動、その理由を知ることができれば、同じ失敗を繰り返さなくなるだけでなく、はじめから最良の行動・選択をすることが可能となります。

① 夢を記録して内容を把握することで、あなたが意識せずにいる本心(後悔や願望など)を明確化する
② 明確になっったあなたの本心を普段の選択や行動に反映させる

この2つの事を行うと、確実に選択や行動が変わってきます。なぜなら今まで自分が考えていなかった(選択してこなかった)行動をとる様になるからです。

人間は変わらない生き物だと言われますが、考え方やちょっとした工夫で本能を制御して自分により理のある行動を選択することができる、ようになるのです。

③ 具体的な実践方法について

やることは単純なもので『夢を記録すること』です。

ただし、やり方を知らないと難しいと思いますのでコツを紹介していきます。前提として、夢をよく見る人と見ない人という話がありますが、これは正確な表現ではありません。実際には見た夢を『憶えているかどうか』です。眠りが浅い時に見ると記憶に残りやすいという説もありますが、本当は『起きる間際に見る夢ほど記憶に残っています』。仮に8時間睡眠をとるのであれば、寝始めに見た夢と起きる直前の夢ではどちらをより憶えているのか、ということです。もちろん後者です。

ですが、起きる間際にだけ夢を見るように調整することはできません。そこで、夢を記憶に定着しやすくする事前準備をおすすめします。全てでなくても良いので可能な限りやってみましょう。

① 食事は遅くとも睡眠の1時間前までに済ませる
② 入浴後30分から1時間以内にベッドに入る
③ 必ずパジャマに着替える
④ 明かりは全て消す、月などの自然光はそのままでいいです
⑤ 必ず掛け布団やタオルケットを使う

そして夢を記録する方法にいきますが、『起きたらすぐに見た夢のメモを残す』ことが最重要です。さらに後から読んでも情景が浮かびやすくなるポイントを抑えておく必要があります。

① 憶えているキーワードを全て箇条書きでメモしていく。

具体的には下記の項目が分かると良いです。

・最も印象に残っているモノ、動物、人物はなんであったか
・自分は何者でどんな行動をしていたか
・季節、朝昼晩などの時間に関する情報
・雨や晴れ厚さ寒さなど起床に関する情報

② 録音アプリで口述記録するのが最も良いと思いますが、苦手なら紙やスマホのメモ帳でもOKです。
③ 後から読み返してもその夢がイメージすることが目的なので、箇条書きで脈絡がなくて大丈夫。
④ 情報の量が重要なので些細なことでもいいので、とにかくメモしておきます。

最後に夢の記録をどう使うかですが、これは事前準備に比べれば簡単です。

記録したメモをその日のうちに2回は読み返して下さい。そして内容をなるべく詳細に思い出してみましょう。

この時に重要なのは『あなたが夢の中で何をしていたのか、どんな選択をしたのか』を知ることです。初めのうちは情報量が少なく難しいと感じるかも知れませんが、1週間も続ければメモできる情報量も増えてきますし、より細かい内容を思い出すことができるようになってきます。

おそらく、夢の中のあなたは現実の自分ではしない行動や選択をしていることが多いはずです。これは夢だから自由にできるのではありません。普段の現実世界にいるあなたが無意識に同じ行動を繰り返して、それしかできないと思いこんでいるから不自由なだけです。

じゃあどうすればいいいのか。

もうお分かりかと思いますが、夢で行った選択を同じ様な場面でしてみて下さい。これまでの、夢をメモして記録していないあなたなら行動を変えることは難しいかも知れませんが、選択した行動の内容や結果はともかく、普段の自分とは違うことをやるという意識をもったあなたなら違った選択を行うことは難しくありません。

後はこの夢を記録する、選択を変えてみる、ことを継続していくだけです。

繰り返しになりますが、ほとんどの人は行動を意識して変えることはできません。だからこそ、今回紹介したことを実践することができればあなたの人生の幅は確実に広がり、豊かで幸せな経験がより多くで器量になりますよ。

今日もお付きあいありがとうございました。

取り上げて欲しい内容や疑問、質問などありましたらコメント欄にお願いします。