宝くじの当選金が非課税だと思っていると非常に怖いですよ

今年も恒例の年末ジャンボ宝くじが発売されていますね。賞金が最大10億円と夢がありますので、普段宝くじに手を出さないあなたでも年末だけは買ってみようかなと思っているかもしれません。

この宝くじですが法律によって所得税や地方税(住民税等)はかかりませんし、確定申告をする必要がないこともご存知かと思います。ですが『全ての場合に非課税にるわけではない』ということは以外に知られていません。現在ではジャンボ宝くじも季節ごとに発売されていますし、ロト6、7などは毎週購入が可能で当選金額も5億円、7億円と高額になっています。そして意外と思われるかもしれませんが、毎年宝くじの当選金にまつわることで税務署から思いもよらぬ指摘を受けて翌年に納税をする必要があるケースというのが沢山あります。

では、どんな場合にどんな税金がかかるのでしょうか？こちらをお話していきます。

宝くじの当選金に掛かる可能性がある税金

①　贈与税

最も多いのが贈与税の課税対象になるケースです。これは家族や友人などで宝くじを共同購入をして当選し、それを購入したグループで分配する時にかかってしまいます。当選金を受け取った人から、分配された人への贈与とみなされますので最大で55％（税率は受け取った金額や法改正によって変わります）も課税されますので気をつけて下さい。

②　相続税

宝くじの当選金を使い切らずに当選人がなくなった場合、そしてそれを相続するともちろん相続税の対象となります。ここで問題になりやすいのは、相続する家族などが当選した事実を知らずにいて、亡くなったあとに諸々整理している中で思わぬお金が見つかり、相続税の課税対処になってしまう場合です。知っている預金などからみて相続税がかからないだろうと思っていたのに、いざ蓋を開けてみたら思わぬお金があって一転して納税の義務が生じてしまうと資金繰りに困るケースがあります。

どちらの場合も税理士さんにどう対応すればいいのかを相談するのがおすすめです。ご参考までにユーチューブ(youtube)に宝くじと税金の解説を敷いている動画がありましたので貼っておきますね。